うかのわについて

心も体も喜ぶ 自然栽培のおいしいお米を

誰もが当たり前に食べて暮らせる時代へむけて

愛媛の中予地方、重信川流域の中腹あたり、古くから稲作が盛んだった地域で、主にお米、そして、麦、玉ねぎや里芋など、この土地の気候風土に合う作物を育てています。

化学肥料・農薬は一切不使用。

高齢化により次々と増えていく離農農地を引き継ぎ、自然栽培のお米を作り続けていきます。

良質の美味しい農産物を生産し、作り手も食べる人も、大地も自然も豊かになる、農業の実現を目指します。

うかのわの自然栽培

・無肥料・無農薬

重信川の氾濫により 元来地力が豊かなこの土地では、土と作物が持っている力を発揮できるよう環境を整え、適宜手をかけることで、作物は十分な恵みを与え続けてくれます。よって、化学肥料も有機肥料も使用せずに作物を育てています

健全な環境でたくましく育った作物は病害中に負けることなくそれらとも共存して育ちます。

農薬はデメリットしかないため使用しません。

・自家採種

作物を育て、種をとり、翌年その種を蒔き、自家採種を何世代も続けていくことで、この土地の気候風土に合った、この土地ならではの個性ある在来種となります。そのため、自家採種を欠かしません。

・二毛作と輪作

収穫した田んぼの裏作に、もち麦や玉ねぎを栽培する二毛作も実践しています。

土の状態によっては裏作をせず休ませたり、大豆や里芋などの輪作をはさむなど、種々の作物の個性を活かし地力を維持します。

自然栽培の収量は、肥料・農薬を使う農法よりは劣りますが、自然環境と食べる人と農家の幸せを満たすには十分な量です。自然の則を超えず、自然の営みのペースに経済を合わせる時代だと考え、これからの新しい農業のあり方を提案していきます。

うかのわが目指す農業

これまでこの土地の農業を担ってきた方々の高齢化による離農が進み、近い将来、遊休農地が溢れてしまうという現実があります。

うかのわはそんな農地の受け皿となり、預かった農地で自然栽培のお米を作り、必要としてくださる方々へお届けし、この土地の農業を守り続けます。

この土地の稲作を魅力ある農業に変え、何世代にも渡り通用する永続性のある農業の確立を目指します。

うかのわが取組む農業に賛同する仲間が増え、農家仲間が10件になると、50haの耕作規模になり、3000人が一年間に消費する量のお米を生産することができます。

この規模になると、愛媛県では最大級の自然栽培の農家団体になります。自然栽培のお米は高級ですが、この規模になると大幅なコストダウンが可能なため、スーパーに売られているお米と変わらない価格で本当に良いお米を提供することが可能となります。

これが100件の農家仲間になると、500haの耕作規模となり、30000人分のお米を生産することができます。この規模になると、日本で最大の無農薬農家団体になります。このモデルが全国各地に広がれば、誰もがあたりまえに自然栽培のお米を食べるようになり、そして、自然も農家も豊かになります。

これから先の未来へつながる取り組みとして、実現へ向け、うかのわは一歩づつ着実に歩んでいきます。